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ゴールドプレートのリガチャー

まずは時系列順に、リガチャーを新しくしたことから書いていきたいと思います。

これまではヤマハの4Cに付属のもの、セルマーのPrologueに付属のもの、そしてセルマーのリガチャーと使ってきましたが、どれもゴールドラッカーです。以前先生と話した時に、ゴールドプレートにしたら音が変わるよ、と言われたので試してみたいと思っていました。マウスピースもConceptに変えたことですし。

ちょうど妻が日本に行く用事があったので、楽器屋で買ってきてもらいました。BGのL11です。

正直なところ、マウスピースを変えた時ほどには音の変化は感じられませんでした。でも、違いは確かにあって、音が太くなったように思います。

このリガチャーにはキャップが付属していますが、これがちょっと問題でした。キャップが奥まで入らず、すぐに外れてしまうのです。他のマウスピースで試してみても同様だったので、Conceptがちょっと太めなせいではないようです。これまでのセルマーの金属製キャップだときつくて、リガチャーに傷がつきそうだったのでこれも使えず。どうせケースに入れておくから大丈夫かと思って緩いまま使っていましたがやはり気になり、結局Prologue付属のキャップを流用することにしました。

とりあえず、クラシックサックスをやる人の定番であるマウスピース、リガチャー、そしてストラップにアップグレードできました。この時点で楽器と、そして奏者の技術だけが入門レベル・・・。

2/11 レッスン #58

C#マイナーのスケールに続いて、ラクールの練習曲12番。スタッカートのタンギングをもっと練習する必要があり、次回に持ち越し。いつも言われることですが、息は出し続けること。スタッカートなので出し方はフーッではなくフッフッと短くなりますが、息を弱くしないこと。それに合わせてリードに当てていた舌を手前に素早く引くと。

プロヴァンスの風景の1楽章は今回でようやく上がりです。昨日の練習の通りにうまくできました。もちろん練習は続ける必要があり、テンポが速くなっても正確にリズムが刻めるように鍛えないといけません。レッスンでは次からは2〜4楽章をやることになりました。

レッスンの終わりに、先生の勧めでマウスピースをセルマーのConceptに替えてみたところ、かなりしっくりときて、そのまま購入となりました。

今のS80 C*を購入した時に、実はConceptも試していますが(新しいマウスピース)、その時には息が入りにくく大きな音が出ない印象だったため、音の出しやすいC*を選びました。今同様に吹き比べてみると、Conceptでも十分に大きな音は出せました。加えて、当時に感じたのと同様に音のコントロールがしやすいです。実際にプロヴァンスの風景を吹いてみると、大きな音を出したときでも音が暴れませんし、デクレッシェンドもより滑らかにできます。全体的に音をきちんとまとめられる気がします。2年間でConceptを使える程度には進歩してアンブシュアも安定してきたのでしょう。

まだ替えたばっかりだからか、ちょっとアンブシュアを締めすぎてピッチが高くなる傾向がありますが、そのうちに慣れて落ち着いてくると思います。リガチャーももっと安定してリードを支えられるものに替えた方がいいと言われましたが、それはまた次の機会に。マウスピースもストラップも先生が使っているのと同じものになりましたので、次は楽器ですかね。なんてね。

12/7の練習

先月購入したブレステイキングストラップ、実は先生も使っています。で、先日のレッスンで使ったら、「別売りのラップリフトを付けたほうが首への負担がさらに少なくなっていいよ」、とのことでしたので、早速通販で日本から取り寄せました。

最初は付けるのに苦労しましたが、何回かやってみてコツみたいなものをつかみました。肝心の装着感ですが、あまり違いを感じられませんでした。なにか使い方を間違っているのかもしれません。

練習のほうは、前回同様に軽く基礎練習とプロヴァンスの風景をやって、あとはさくら横丁の練習に費やしました。実は今週末に人前でこの曲を演奏する機会があり、それでずっと練習をしているのでした。

指は間違えなくなりましたので、あとはうまく歌えるかどうかです。前日練習と当日のリハでどこまで仕上げられるでしょうか。

11/12の練習

昨日まで出張に行っており、その前から色々とバタバタ忙しくしていましたので、練習・レッスンの記録もサボっておりました。明日からもまたしばらく忙しいので、練習内容とかは割愛もしくは非常に簡潔に済まさせていただくことになると思います。

出張のついでに楽器屋に寄ってブレステイキングストラップを買ってきました。早速今日の練習で使ってみましたが、正直なところあまり違いは感じませんでした。もっと長時間使ってみたら違うかもしれません。

2/4の練習

今日は午前中1時間半と夕方30分、2回練習しました。

午前中は明日のレッスンに向けてスケール、タンギング、ラクールの練習曲、そしてスカラムーシュ。一通りやりました。

タンギングは頭で舌のことを考えすぎないほうが動くかも。指の力の入り方と一緒ですね。

ラクールの練習曲は今日は調子があまり良くなくて、20番は前回のほうがスムースでした。21・22番はまだ指を覚える段階で、明日のレッスンでできるかどうか微妙なところ。

逆にスカラムーシュの指の動きは悪くなく、うまくハマれば比較的粒の揃ったスケール・アルペジオになってきました。ハマればですけど。ハマらない時は相変わらず不安定です。早く動かそうとする時は指をキーからなるべく離さないこと。以前から分かっていたことで実践しようと努力してはいましたが、徐々に離さずに動かすことも出来るようになってきました。たまにですけど。

午後にもう一度練習をしたのは、新しいリガチャーが届いたので音を試したかったからです。今まで使っていたのはセルマーのプロローグに付属していたもので、S80C*にマウスピースを変えた後も引き続き使用していました。今回、同じくセルマーのゴールドラッカーのものを買いました。値段はさほど高くないですが、マウスピースに付属していたものよりは良いはずです。でもまあ正直そんなに違いは大きくありませんでした。リードの振動がちょっと素直になってノイズが減ったかなという気はしますが、マウスピースを変えた時のような劇的な音の変化は感じられませんでした。明日のレッスンで早速使ってみます。何も言わなかったら先生は気付くでしょうか?

新しいマウスピース

楽器が調整から返ってきました。コルクが薄くなってマウスピースがかなり装着しやすくなりました。テーブルキーも軽くなりました。キーも微調整、特にタンポを綺麗にしてもらえたようです。まだスケールを少し吹いてみただけなので大きな違いはよく分かりませんが、そのうちちゃんと吹いてみて確認してみようと思います。

楽器の受け取りの際にマウスピースをいくつか試奏させてもらいました。すべてセルマーのものです(せっかくコルクをセルマーに合わせてもらいましたしね)。その中から、S80 C*を買ってきました。クラシックでは定番のものだそうです。

最初に出してもらったのは比較的新しいモデルのConceptでした。店員さんが今使って気に入っているものだそうです。形もちょっとユニークで、チェンバーの形も丸型。購入して使い込んでいけば評価が変わってくるのでしょうけど、第一印象としては正直あまりしっくりこず、それならせっかくだから他のモデルも吹き比べてみましょうということで出してくれたのが、S90 170とS80 C*でした。これらの中で最も吹きやすく、最も大きな違いを感じられたのがS80 C*で、結果これを買うことにしました。

試した3本とPrologueの音質の違いは明らかで、Prologueはベーベーと「音」がする感じなのに対し、他の3本は「音楽」が鳴ります。Yamaha 4CからPrologueに変えたときも同様な違いを感じましたが、それよりもさらに音楽的な音になります。

ConceptはPrologueよりもオープニングが狭く、息も少し入りにくい感じ。そのためか大きな音が出しにくく、代わりに小さな音のコントロールは少ししやすいかも。S90 170はさらにオープニングが狭くて、息を送り込むのにすごく抵抗を感じて、今の私には使いづらいと感じました。

一方S80 C*はPrologueと同じオープニングの大きさなんですが、Prologue以上に息が入りやすく、音も大きくしっかりと、それでいてPrologueよりも綺麗でクリアな音を出すことができました。その代わりに小さな音のコントロールにはしっかりとアンブシュアを絞って細い息を出さないと難しいです。

音が出しやすく大きい方を取るか、小さな音のコントロールが多少しやすい方を取るか。どちらでも間違いではなかったと思いますが、私は前者を取りました。いずれにしろアンブシュアと息にはたくさん課題がありますし、それを改善していく中で小さな音のコントロールもできるようになっていくと考えています。何より、せっかくこうして実際に吹き比べて選べる機会なので、自分が一番気に入った音を選ぼうと思いました。

この新しいマウスピースで練習・演奏できるのがとても楽しみです。が、日本では家やホテルで練習することができません。現在練習できる場所と時間を探しています。

楽器調整中

ただいま一時帰国中です。楽器も無事に機内持ち込みで持ってくることができました。

この機会に、楽器は調整に出すことにしました。楽器店の方に見てもらったところ、主な調整点は2つ。

1つは、ネックのコルクを少し削ること。昨年から使っているセルマーのマウスピース(Prologue)は装着がちょっと固め。そのうちゆるくなるだろうと思って1年ちょっと使ってきましたが、まだ結構固めだそうです。ちょっとけずってセルマーのマウスピースに合うようにしてもらうことにしました。今回同時に予備のマウスピースを買うことにしているのですが、マウスピース購入者には無料でコルクの調整・巻きなおしをしてくれるそうです。同じPrologueをもう1本買うつもりだったのですが、どうせならステップアップしてはどうかと言われたので、楽器受け取り時に試奏させてもらって決めようと思います。

もう一点はテーブルキーの重さ。自分だけが重いと思っていたわけではなく客観的に結構重めだったそう。すべてのキーについて分解・清掃してバランス調整していただくので、その際にテーブルキーはもう少し軽めに調整してもらうことにしました。

それ以外に楽器に特に問題はないようで、ホッとしました。特に購入直後に落下させてしまったネックが気になっていましたが、ゆがみとかも内容で一安心。以前シンガポールで直してもらったときにも大丈夫と言ってもらいましたが、日本の方に言ってもらったほうがやはり安心感が違います。

調整には2週間程度かかります。まあ手元にあっても日本ではなかなか練習できそうにないのですが。どのように楽器が変わって帰ってくるのかとても楽しみです。

4/12 レッスン #6

1ヶ月ぶりのレッスンです。前回キャンセルになった分、今回から3回は延長してやってもらうことで補填になります。

今日のレッスンメニューは

  • スケール(C, C#, D, Eb)
  • アルペジオ(C, C#)
  • ラクールの練習曲(2番)
  • アリア

でした。

今日指摘された点をまとめておきます。

基礎技術

  • 「ハーッ」と息を出さない。「フーッ」と吹き込む。サックスは基本的に吹けば音が出るけれども、いい音を出すには圧力をかけて息を押し込まないといけない。
  • お腹に力を入れて息を出す。吸い込むときは素早く、吐くときに下腹部に力を入れる(トイレに行く時の力の入れ方に近い)。
  • 例によって顎のラインがフラットになるようなアンブシュアで。
  • マウスピースだけで音を出してAの音が出るアンブシュアを忘れない。Cの音が出ると噛みすぎ。1時間の練習をするなら15分おきに4回確認する。
  • スケールは以前にやった5音ずつに区切っての練習をする。
  • アルペジオは息の流れを一定に。
  • タンギングの時は舌が軽くリードに触れる感じで。舌の一定の場所を当てるようにする。

ラクール2番

  • 23小節目のAの音で急に大きな音にならない。クレッシェンドの同じ息の流れの中でただオクターブキーを押すだけ。

アリア

  • 2箇所の3連符のフレーズでは、エキサイトせずに盛り上げる。もっと大きな音にもっていく。
  • それ以外の部分はソフトな音で、でもまっすぐな音で。
  • 練習番号6のTempo Primoの前でしっかりデクレッシェンド。ブレスは入るけれども、そのままの音量・息の流れで主題に入る。
  • デクレッシェンドでも息の流れはそのままで。

最近気になっていた雑音混じりの音ですが、幸か不幸かレッスン中はそのような音になることがなく、先生に見てもらって原因を探ることはできませんでした。が、おそらく唾のせいではないかとのことでした。解決策としては唾を吸い込むことと言われましたが、そんな余裕はないんですよね。

もう一つ最近気になっていた、セルマーの入門向けマウスピース(SeleS Prologue)を試させてもらいました。これがなかなか良いんですよ。

今まで使っているヤマハの4Cに比べて明らかに音の立ち上がりが早く、まっすぐに音が出る感じです。音質は明るめ、コントロールもしやすいです。リガチャーは逆締め・1本ネジで、そのおかげもあってリードも安定して付けやすいです。リガチャー・キャップ・ポーチ付きですから、お値段的にもお得です。4Cに比べれば2倍の値段ですが、他のマウスピースと比べると半額以下の安さです。シンガポールで買うと日本より若干高めですが、それでも変える価値はあると思い、購入しました。

唯一難点は、自分のヤマハの楽器につけるとちょっと挿入がキツ目だということです。そのため若干チューニングが低めになり、またリードを装着したままでマウスピースを付け外ししようとすると力が入りすぎてリガチャーが動いてしまいます。ネック側のオクターブキーにも変な力がかからないように気をつけなければなりません。そのうちにネックのコルクとマウスピースが馴染んで(どちらかが磨耗して)付けやすくなりますかね。

次回のレッスンではスケールとアルペジオ、ラクールの3番、それに加えてイベールの楽曲をもらいましたので、これも練習していきます。

楽器が直った

昨日リペアの人に楽器を見てもらいました。

いわく、「5秒で解決するよ」

その言葉通り、あっという間に直りました。

オクターブキーの支柱がネックのレバーに常に触れた状態になっているのが原因でした。オクターブキーがきちんと閉じてなくて息が漏れており、それで音が出にくかったわけです。1月にネックを落とした際にレバーもずれてしまっていたようです。直してもらった後に吹かせてもらうと、音の出やすさが全く違い、とても吹きやすくなりました。

問題の箇所以外にもボディを見てネジをしめたりしてもらえました。簡単な処置だったということで料金も払わないで良く、ラッキーでした。

自分の吹き方のせいではなく楽器のせいだったということでちょっと安心しましたが、すぐに見てもらって直してもらっていれば、3ヶ月間もっと有意義に練習できていたかもと考えると残念です。とはいえ、始めたばかりでは楽器に問題があるかどうか分かるはずもないので、仕方なかったのかなと。そもそもネックを落としてマウスピースを壊しさえしなければ全く問題なかったわけですが。

そんなわけで、今日の練習はとても快適にできました。中音域のシ・ドだけでなく、高音もでやすくなり、簡単な曲はちゃんと通して演奏できました。

息がしっかりと楽器の中に入るようになったおかげか、ロングトーンも以前より長く続くようになった気がします。それでも息継ぎをしっかりしないとフレーズの途中で息切れしてしまいますが。マウスピースをくわえる深さ、アンブシュアの締め具合も再度研究して自分に最適なものを見つける必要があります。

今日の練習で一番気になったのは音程の悪さ。以前から少し低めの音が出ているので、マウスピースの差し込みを深くした方が良いのは分かっています。加えてアンブシュアももう少し締めないといけない、それを持続させないといけない。練習あるのみ。

日本の楽器屋さんにて

先週まで日本に帰国しておりました。

良い機会なので、日本の楽器屋さんに出向いて初心者向けの曲集を2冊ほど調達。

楽器のメンテナンス等を担当している(っぽい)店員さんがちょうどいらしたので、私が楽器で苦労している点を相談してみました。

低音のドの音が震えるのはマウスピースの差し込みが浅いのも原因として考えられるらしいので、次回試してみます。

中音域のシとドが裏返ってしまうのは、オクターブキーを押さえてやると改善するという話をしたところ、楽器の問題かもしれないとのこと。一番最初にネックを落としたのが影響している可能性が大です。。。

「楽器を持ってきてみてください」と名刺を渡されたのですが、あいにく楽器はシンガポールなのですよ。。。

そんなわけで、シンガポールに帰ってきてからこちらの楽器屋さんにメンテナンスの予約を入れました。これで吹きやすくなってくれるといいな。