「雑記」カテゴリーアーカイブ

ゴールドプレートのリガチャー

まずは時系列順に、リガチャーを新しくしたことから書いていきたいと思います。

これまではヤマハの4Cに付属のもの、セルマーのPrologueに付属のもの、そしてセルマーのリガチャーと使ってきましたが、どれもゴールドラッカーです。以前先生と話した時に、ゴールドプレートにしたら音が変わるよ、と言われたので試してみたいと思っていました。マウスピースもConceptに変えたことですし。

ちょうど妻が日本に行く用事があったので、楽器屋で買ってきてもらいました。BGのL11です。

正直なところ、マウスピースを変えた時ほどには音の変化は感じられませんでした。でも、違いは確かにあって、音が太くなったように思います。

このリガチャーにはキャップが付属していますが、これがちょっと問題でした。キャップが奥まで入らず、すぐに外れてしまうのです。他のマウスピースで試してみても同様だったので、Conceptがちょっと太めなせいではないようです。これまでのセルマーの金属製キャップだときつくて、リガチャーに傷がつきそうだったのでこれも使えず。どうせケースに入れておくから大丈夫かと思って緩いまま使っていましたがやはり気になり、結局Prologue付属のキャップを流用することにしました。

とりあえず、クラシックサックスをやる人の定番であるマウスピース、リガチャー、そしてストラップにアップグレードできました。この時点で楽器と、そして奏者の技術だけが入門レベル・・・。

更新再開します

約5ヶ月のごぶさたでした。思うところあって、ブログの更新を休止しておりました。サックス自体はやめてませんよ。レッスンも続けてます。

この間に

  • ラクールの練習曲集は上巻が終わって下巻に入りました。26番を練習中です。
  • プロヴァンスの風景は1〜4楽章を終了し、5楽章を練習。
  • が、やはり難しいので別の曲をやる可能性が大。
  • リガチャー変えました。
  • そして、楽器も!

楽器について詳しくは追々書いていこうと思いますが、今日はこれだけ。

今までは練習をした日に何かを書いてきましたが、練習のたびに毎回更新するのはやめにします。何か特別な発見や経験があった時だけ書きます。レッスン記録に関してはまだ考え中。

サックスを始めて4年半、レッスンを始めて3年半。そろそろ初心者から脱却してステップアップということで。

新しいマウスピース

楽器が調整から返ってきました。コルクが薄くなってマウスピースがかなり装着しやすくなりました。テーブルキーも軽くなりました。キーも微調整、特にタンポを綺麗にしてもらえたようです。まだスケールを少し吹いてみただけなので大きな違いはよく分かりませんが、そのうちちゃんと吹いてみて確認してみようと思います。

楽器の受け取りの際にマウスピースをいくつか試奏させてもらいました。すべてセルマーのものです(せっかくコルクをセルマーに合わせてもらいましたしね)。その中から、S80 C*を買ってきました。クラシックでは定番のものだそうです。

最初に出してもらったのは比較的新しいモデルのConceptでした。店員さんが今使って気に入っているものだそうです。形もちょっとユニークで、チェンバーの形も丸型。購入して使い込んでいけば評価が変わってくるのでしょうけど、第一印象としては正直あまりしっくりこず、それならせっかくだから他のモデルも吹き比べてみましょうということで出してくれたのが、S90 170とS80 C*でした。これらの中で最も吹きやすく、最も大きな違いを感じられたのがS80 C*で、結果これを買うことにしました。

試した3本とPrologueの音質の違いは明らかで、Prologueはベーベーと「音」がする感じなのに対し、他の3本は「音楽」が鳴ります。Yamaha 4CからPrologueに変えたときも同様な違いを感じましたが、それよりもさらに音楽的な音になります。

ConceptはPrologueよりもオープニングが狭く、息も少し入りにくい感じ。そのためか大きな音が出しにくく、代わりに小さな音のコントロールは少ししやすいかも。S90 170はさらにオープニングが狭くて、息を送り込むのにすごく抵抗を感じて、今の私には使いづらいと感じました。

一方S80 C*はPrologueと同じオープニングの大きさなんですが、Prologue以上に息が入りやすく、音も大きくしっかりと、それでいてPrologueよりも綺麗でクリアな音を出すことができました。その代わりに小さな音のコントロールにはしっかりとアンブシュアを絞って細い息を出さないと難しいです。

音が出しやすく大きい方を取るか、小さな音のコントロールが多少しやすい方を取るか。どちらでも間違いではなかったと思いますが、私は前者を取りました。いずれにしろアンブシュアと息にはたくさん課題がありますし、それを改善していく中で小さな音のコントロールもできるようになっていくと考えています。何より、せっかくこうして実際に吹き比べて選べる機会なので、自分が一番気に入った音を選ぼうと思いました。

この新しいマウスピースで練習・演奏できるのがとても楽しみです。が、日本では家やホテルで練習することができません。現在練習できる場所と時間を探しています。

楽器調整中

ただいま一時帰国中です。楽器も無事に機内持ち込みで持ってくることができました。

この機会に、楽器は調整に出すことにしました。楽器店の方に見てもらったところ、主な調整点は2つ。

1つは、ネックのコルクを少し削ること。昨年から使っているセルマーのマウスピース(Prologue)は装着がちょっと固め。そのうちゆるくなるだろうと思って1年ちょっと使ってきましたが、まだ結構固めだそうです。ちょっとけずってセルマーのマウスピースに合うようにしてもらうことにしました。今回同時に予備のマウスピースを買うことにしているのですが、マウスピース購入者には無料でコルクの調整・巻きなおしをしてくれるそうです。同じPrologueをもう1本買うつもりだったのですが、どうせならステップアップしてはどうかと言われたので、楽器受け取り時に試奏させてもらって決めようと思います。

もう一点はテーブルキーの重さ。自分だけが重いと思っていたわけではなく客観的に結構重めだったそう。すべてのキーについて分解・清掃してバランス調整していただくので、その際にテーブルキーはもう少し軽めに調整してもらうことにしました。

それ以外に楽器に特に問題はないようで、ホッとしました。特に購入直後に落下させてしまったネックが気になっていましたが、ゆがみとかも内容で一安心。以前シンガポールで直してもらったときにも大丈夫と言ってもらいましたが、日本の方に言ってもらったほうがやはり安心感が違います。

調整には2週間程度かかります。まあ手元にあっても日本ではなかなか練習できそうにないのですが。どのように楽器が変わって帰ってくるのかとても楽しみです。

楽器を買おう

何はともあれ、楽器がないと始まりません。初心者なのでそんなに高い楽器は要りませんが、数万円の安物ではきっと音が鳴らず演奏もしにくい。10万円前後は出した方が良い。この辺はギターの経験から分かっています。

クオリティとシンガポールでのサポートや備品のことも考えて、メーカーはヤマハ。ということで、入門に適したモデルYAS-280を購入することにしました。日本のように新品をレンタルして気に入ったらそのまま購入、みたいなシステムはなさそうなので、いきなり購入です。

YAS-280はシンガポールのヤマハでも購入できるのですが、価格は約S$2,300。日本円にすると180,000円くらい。日本で買うよりずいぶん高いです(日本での希望小売価格は118,650円)。

なので、Amazonで以下の初心者セットを買って、日本から送ってもらうことにしました。お手入れセット、チューナー、譜面台、DVD付き入門書も込みで97,800円(購入時の価格です)。関税や手数料を考慮してもかなりお得です。実物を触らずに買うことと飛行機で運ばれてくることに若干の不安はありますが。

なぜ今サックスを始めるのか

日本では学生時代からクラシックギターを弾いていたのですが、シンガポール赴任にあたり売却。高温多湿の環境では木製楽器のコンディションを維持するのは大変ですから。サイレントギターは持って来たものの、こちらでは弦やら小物やらの品揃えが非常に悪く、どうもやる気をそがれてしまいました。

そんな中、妻と子供がフルートを習い始めました。触発されて、なんか自分も管楽器を始めてみたくなりました。同じ楽器をするのもつまらないので、初心者でも手を出しやすいと言われているアルトサックスを選択。管なら湿度管理もあまり必要ないし(実際にはリードの湿度管理は必要ですが)。

この年になってから新しい楽器がどこまで出来るようになるのか不安ですが、やれるところまで挑戦してみたいと思います。目標は家族でのアンサンブルです。