2017年の初レッスン、出来はイマイチでした。
スケール
- 出だしの音をきれいに。マウスピースに息をしっかり吹き込む。最初息だけで音を出さずに、唇の横を締めて音を出す練習をする。音が2段階になって出始めるのではなくサッと出るように。
- タンギングをもっと練習する。舌の奥をリードに当てるのは安定しないので先端を当てる。舌を高い位置・リードに近い位置にキープし、舌をリードに軽く触れて離す(奥に引く)。ただしソフトになりすぎない。
- レガートなタンギングはdu、アクセントのあるタンギングはtuと舌を使い分ける。
- Gのスケールなどでゆっくりのテンポで練習する。まずは2拍ごとに1音、2音ずつ出してスケールの上昇下降:G-G-A-A-B-B-C-C-;次に1拍1音、5音ずつ:GGGGG—AAAAA—BBBBB—CCCCC—;次は9音ずつ;最後に最初の4音はduで、次の5音はtuで。
- いつもの5音ずつスケールもゆっくりのテンポで舌の使い方を確認しながら。
ラクール:練習曲19番
- 歌うような感じで、音のつながりをなめらかに。全体にもう少しソフトに優しく。
ミヨー:スカラムーシュ 第2楽章
- ラクール同様、音のつながりをもっと意識して。
- 94小節目からのパターンで、出だしの音をソフトに、きれいに。いきなり息を吹き出さない。音の上昇とともに軽くクレッシェンド。最高音、特にHigh Bでアクセントをつけない。ウーと音を出す感じで音を引き上げる。最後の音を出したらデクレッシェンド、音をソフトに減衰させる。あまり伸ばしすぎず、音価どおりに。全体に息を弱めずに出し続ける。
- 112小節目の最高音、Dの音は少し長めな感じ(実際には音価どおりで)。
- 135-136小節めのスケールは遅めのテンポで指のメカニクスをしっかり練習する。すべての音を等間隔で。後半のデクレッシェンドが重要。最後の着地点のDの音が弱くなりすぎない。
- 138小節めの2拍目の前にブレスを入れて、pに落としてソフトに始める。
今日は指の動きも舌の動きもイマイチ。先生も「正月だからね」という感じで大目に見てくれましたが。タンギングはずっと課題で悩んでいるところではありますが、今日のレッスンで修正された後は自分では結構しっくりくる良いタンギングになっていた気がします。ただし気を抜くとそれまでの汚いタンギングに戻ってしまうので、自分のものになるまで意識して練習しないといけません。
ラクールとスカラムーシュはテクニックというより曲の作り方ですね。もちろん上手にソフトな音を出せる技術を身につけないと話にならないわけですが、それ以上に頭の中で曲全体・フレーズ単位のイメージを持ってそれを体現できるようにしないといけません。
タンギングに時間を使ったのでラクールは1曲だけ、スカラムーシュも2楽章だけでしたが、個人的には学びの多いレッスンでした。1ヶ月以上空いたのでその間に我流になっていたのを直してもらえたのは良かったです。