1ヶ月ぶりのレッスンです。前回キャンセルになった分、今回から3回は延長してやってもらうことで補填になります。
今日のレッスンメニューは
- スケール(C, C#, D, Eb)
- アルペジオ(C, C#)
- ラクールの練習曲(2番)
- アリア
でした。
今日指摘された点をまとめておきます。
基礎技術
- 「ハーッ」と息を出さない。「フーッ」と吹き込む。サックスは基本的に吹けば音が出るけれども、いい音を出すには圧力をかけて息を押し込まないといけない。
- お腹に力を入れて息を出す。吸い込むときは素早く、吐くときに下腹部に力を入れる(トイレに行く時の力の入れ方に近い)。
- 例によって顎のラインがフラットになるようなアンブシュアで。
- マウスピースだけで音を出してAの音が出るアンブシュアを忘れない。Cの音が出ると噛みすぎ。1時間の練習をするなら15分おきに4回確認する。
- スケールは以前にやった5音ずつに区切っての練習をする。
- アルペジオは息の流れを一定に。
- タンギングの時は舌が軽くリードに触れる感じで。舌の一定の場所を当てるようにする。
ラクール2番
- 23小節目のAの音で急に大きな音にならない。クレッシェンドの同じ息の流れの中でただオクターブキーを押すだけ。
アリア
- 2箇所の3連符のフレーズでは、エキサイトせずに盛り上げる。もっと大きな音にもっていく。
- それ以外の部分はソフトな音で、でもまっすぐな音で。
- 練習番号6のTempo Primoの前でしっかりデクレッシェンド。ブレスは入るけれども、そのままの音量・息の流れで主題に入る。
- デクレッシェンドでも息の流れはそのままで。
最近気になっていた雑音混じりの音ですが、幸か不幸かレッスン中はそのような音になることがなく、先生に見てもらって原因を探ることはできませんでした。が、おそらく唾のせいではないかとのことでした。解決策としては唾を吸い込むことと言われましたが、そんな余裕はないんですよね。
もう一つ最近気になっていた、セルマーの入門向けマウスピース(SeleS Prologue)を試させてもらいました。これがなかなか良いんですよ。
今まで使っているヤマハの4Cに比べて明らかに音の立ち上がりが早く、まっすぐに音が出る感じです。音質は明るめ、コントロールもしやすいです。リガチャーは逆締め・1本ネジで、そのおかげもあってリードも安定して付けやすいです。リガチャー・キャップ・ポーチ付きですから、お値段的にもお得です。4Cに比べれば2倍の値段ですが、他のマウスピースと比べると半額以下の安さです。シンガポールで買うと日本より若干高めですが、それでも変える価値はあると思い、購入しました。
唯一難点は、自分のヤマハの楽器につけるとちょっと挿入がキツ目だということです。そのため若干チューニングが低めになり、またリードを装着したままでマウスピースを付け外ししようとすると力が入りすぎてリガチャーが動いてしまいます。ネック側のオクターブキーにも変な力がかからないように気をつけなければなりません。そのうちにネックのコルクとマウスピースが馴染んで(どちらかが磨耗して)付けやすくなりますかね。
次回のレッスンではスケールとアルペジオ、ラクールの3番、それに加えてイベールの楽曲をもらいましたので、これも練習していきます。