いよいよ初レッスン。結果的に用意していった曲は全くせず、スケールを見てもらってアンブシュア等の修正。練習曲をもらってアンブシュアの修正。まあ予想通りにアンブシュアの修正に終始しました。
まずは口の形。口を突き出した形になっているのをフラットに。”yu”の音を出す感じ。日本語の「ユ」ではなく、発音記号でいうなら”ju”。口笛を吹いたりストローを吹いたりする感じ。温かい息ではなく冷たい息。ハァッと吹きかけるのではなく指向性を持ったまっすぐな息。フルートの口と同じだそうなので、家族にも指導してもらって直そうと思います。
さらには舌の位置。真ん中になんとなく位置していると、音の上下に伴って舌の位置も上下してしまい、ピッチも音質も変わってしまうとのこと。下の根元から真ん中あたりを口の上側もしくは上の歯にあてて固定する感じ。舌先はタンギングするときに動けるようにしておくと。”i:”という時の感じと言われましたが、これも日本語の「イー」とは違いますね。口のかたちは”ju”で下の形は”i:”。なかなか難しいです。
マウスピースだけで吹いたときにピッチがAになるのが正しい吹き方だそうで、これだけでも毎日練習しようと思います。
今日やったスケールはハ長調(C)。先ほどの舌の位置が変化しないように気をつけないといけません。口の形を意識すると心なしかいつもより高音が出やすい気も。低音は逆に息が抜けちゃう時もありますが。次回はC#。全部臨時記号です。音名と指がこんがらがっちゃって難しいです。
さて、曲ですが、もらったのはGuy Lacourという人の”50 Easy And Progressive Studies for Saxophone”。邦題は「ラクール50の練習曲」ですかね。宿題は1番と2番。レッスンでは1番をやりましたが、最初の8小節だけしかできませんでした。注意されたのはファーラの動きで左手薬指の動きが鈍いので練習するということと、高いミから下のソに落ちる際に息の吹き方を変えないということ。まっすぐの息をそのままに。今は喉の開きを変えれてないので高い方のソが出ちゃいますが、まずは息をまっすぐにだすこと。
他には楽器のことを少し。リードが柔らかいかも?と言われました。使っているのはRico Royalの2 1/2ですが、試しにVandorenの2 1/2をもらって使ってみましたが、逆に音が出ません。VandorenよりもRicoの方が合ってるかなということで、すぐにRicoに戻しました。今度試しに硬さだけ3に変えてみようかと思います。
あとストラップの長さと楽器の角度。ストラップは顔をまっすぐ向けたときにマウスピースがちょうど口の位置に来る長さで。使っているうちに下がってきちゃって、結果顔を下に向けがちになっちゃうんですよね。角度はクラシックとジャズ・ポップスでちょっと違うみたいです。今はクラシックでやっているので、あまり楽器を持ち上げすぎない。そのためにD#キーのガード部分に引っ掛けるフックの付いたストラップをおすすめされました。結構な値段でしたが、思い切って購入しました。
長くなりましたが、初回にもかかわらず修正すべき点をしっかり指摘していただき、とても有意義だったと思います。特にアンブシュアは、帰ってきてからおさらいで吹いてみたのですが、言われたことを意識してやるとすごく口がつかれます。1年間自分一人でどうもうまくいかずにいたので、これで少しは前に進むことができればいいなと思います。
レッスンは2週間ごとに受ける予定ですが、諸事情により来週・再来週は続けて受講します。宿題もたくさんあるので、今週はなんとか早く帰って練習しなくては。