新しいマウスピース

楽器が調整から返ってきました。コルクが薄くなってマウスピースがかなり装着しやすくなりました。テーブルキーも軽くなりました。キーも微調整、特にタンポを綺麗にしてもらえたようです。まだスケールを少し吹いてみただけなので大きな違いはよく分かりませんが、そのうちちゃんと吹いてみて確認してみようと思います。

楽器の受け取りの際にマウスピースをいくつか試奏させてもらいました。すべてセルマーのものです(せっかくコルクをセルマーに合わせてもらいましたしね)。その中から、S80 C*を買ってきました。クラシックでは定番のものだそうです。

最初に出してもらったのは比較的新しいモデルのConceptでした。店員さんが今使って気に入っているものだそうです。形もちょっとユニークで、チェンバーの形も丸型。購入して使い込んでいけば評価が変わってくるのでしょうけど、第一印象としては正直あまりしっくりこず、それならせっかくだから他のモデルも吹き比べてみましょうということで出してくれたのが、S90 170とS80 C*でした。これらの中で最も吹きやすく、最も大きな違いを感じられたのがS80 C*で、結果これを買うことにしました。

試した3本とPrologueの音質の違いは明らかで、Prologueはベーベーと「音」がする感じなのに対し、他の3本は「音楽」が鳴ります。Yamaha 4CからPrologueに変えたときも同様な違いを感じましたが、それよりもさらに音楽的な音になります。

ConceptはPrologueよりもオープニングが狭く、息も少し入りにくい感じ。そのためか大きな音が出しにくく、代わりに小さな音のコントロールは少ししやすいかも。S90 170はさらにオープニングが狭くて、息を送り込むのにすごく抵抗を感じて、今の私には使いづらいと感じました。

一方S80 C*はPrologueと同じオープニングの大きさなんですが、Prologue以上に息が入りやすく、音も大きくしっかりと、それでいてPrologueよりも綺麗でクリアな音を出すことができました。その代わりに小さな音のコントロールにはしっかりとアンブシュアを絞って細い息を出さないと難しいです。

音が出しやすく大きい方を取るか、小さな音のコントロールが多少しやすい方を取るか。どちらでも間違いではなかったと思いますが、私は前者を取りました。いずれにしろアンブシュアと息にはたくさん課題がありますし、それを改善していく中で小さな音のコントロールもできるようになっていくと考えています。何より、せっかくこうして実際に吹き比べて選べる機会なので、自分が一番気に入った音を選ぼうと思いました。

この新しいマウスピースで練習・演奏できるのがとても楽しみです。が、日本では家やホテルで練習することができません。現在練習できる場所と時間を探しています。

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